一酸化炭素中毒による症状
風邪まだ治らず。頭がぼーっとしている。今日は少し部屋の掃除をした。掃除をした後の部屋はいつも寒々しい。爽快な気分と何かが消失してしまった感じが混濁し、僕の腰の重い心臓がまったりと寂しがっているのだった。そして晩飯は鯖の塩焼き。部屋一面に真っ白い煙に覆われ、僕らは軽く一酸化炭素中毒を起こしたようだ。夕食後再びぼんやり。細野晴臣「MEDICINE COMPILATION」を聴きながら、遠く近く、出会っては去って行く人々の影を夢でこっそりと思い出す(そして真夜中トイレで起きる)夜は更けて、色々な人々の色々な想いを凝縮した音楽雑誌を細目でパラパラと捲り、知っても知らなくてもいいような事を沢山読む。活字に罪はないのか。でも今日買った雑誌の細野さんと小山田君のインタビューは面白かったな。この人達の話してる口調がなんかわかる。彼らはとても普通の人達だ。俺も自分のしたい様にして生きていこう、何だか知らんがそう思った。うーん疲れてるのかなぁ。最近は曲がさっぱり書けなくてもうやってらんない感じだったが、さっき近所に金串を買いに行った時、同じメロディーを完成させぬまま反芻してたからだと気付いた。形にならないメロディーの反芻なんて言ってみれば頭の中だけの一人テクノ、現像しないまま放置されたフィルムのようなものだ。発酵させていると思えば...う〜ん!
雨遠く
ライブ後風邪をひいたとです。確かにあの日は寒かった。夜、シトシトト雨ニ濡レタ。でも僕はあの日久々に幸福な気持ちだった。ライブも良かったし、店の雰囲気も良かった。幸福の余韻が雨降りだろうと全然平気だった...のはその夜までで現在は鼻と喉に違和感を覚え、頭はぼーっとしている。そんな風邪っぴきな僕は今「黒沢清の映画術」を読んでいる。最近ずっと注目していた映画監督で「ドッペルゲンガー」「ニンゲン合格」「降霊」と三本観たがどれもとても面白い!(実は過去に彼の撮った「ドレミファ娘の血は騒ぐ」も観ていて話の意味はさっぱりだったが、洞口依子の存在感がとても気になっていた)彼のインタビュー集である「映画術」では学生自主映画の頃から「ドレミファ娘」「スゥイートホーム」の伊丹十三との確執、Vシネ時代、そして現在へとの遍歴を淡々と語る。「ドッペルゲンガー」は映像の不気味さが脳裏にこびり付き「ニンゲン合格」で僕の中では決定的なものとなった。人間ドラマや筋書きだけでなく、映像そのもので強烈にインパクトを与える彼の視点は僕に久しぶりに「映画」を感じさせてくれました。最近では「学校の怪談」や「アカルイミライ」等も手掛けている様で、これからどっぷり浸かってみようと思います。しかしふじやんが会う度に「早く映画を撮れ」と言うのだが、俺には映像を撮る資質が...まあそりゃ撮りたいけどさ〜(苦笑)
オニ!
昨日久しぶりに品川の原美術館に行った。キノコの手伝いに行った以来か。ジェイソン・テラオカという日系人の画家の絵を見に行ったのだ。もう何年も現代美術なんか見てなかったし全然知らない作家だったけど、たまたまネットで気になって行ってみたのだ。そしたら、予感的中。素晴らしかった。こんなに絵を見てドキドキしたの久しぶり。こんなに絵を見て「悪い気持ち」になるなんて!彼の絵は一言で言って暗い。暗いがどこかバカっぽい(てかかなりギャグ?)基本的に「人」を描いているのだが、シチュエーションがヤバい。僕としては図録に載っていない、テキトーな紙きれに描いたスケッチ風の奴とか神とか悪魔とかもうたまらないのだが、色々な人に是非見てほしい。暗いよりも、黒いのだ。帰りにVANE(バネ)を聴きにSTATTOに寄った。もうね、昨日という日は真っ黒だった!(爆笑)誰がオニだっつーの!
この頃
寒い。ついこないだまで「まだまだ暖かいよね」とか調子こいてたんですけど、すみません。寒いです。会社でオレンジ色のドカジャンを貰い、今ボク気分はライン(引き)マンか工事現場の誘導員(まあガードマンか。ギリギリ近い職種ではあるが?)そんなオレンジ色の僕は近頃外国人女性シンガーをよく聴きます。最近買ったCDはRhianna「Get on」Joss stone「THE SOUL SESSIONS」Kirsty maccoll「STIFF SINGLE COLLECTION」Claire hamill「STAGE DOOR JOHNNIES」Marie audigier「MARIE AUDIGIER」Anna domino「COLOURING IN THE EDGE & THE OUTLINE」あとEverything but the girl「IDLEWILD」を買い直したりしました。Rhiannaは完全ジャケ買い。FMとかでかかってそうなサウンドだけど良かった。Joss stoneは現代のジャニスとか言われてるけどどちらかと言うとAl jarreauやAl greenみたいな感じ(曲が)素敵なSOULカバー集です。Kirsty maccollがEwan maccollとPeggy seegerの娘だったとは...知りませんでした。甘酸っぱい感じがたまらん〜。Claire hamillはRay davisがプロデュースしているとの事だったのでKINKS好きの僕としては聴かずにはいられませんでした。MUSWELL HILLBILLIESやPRESERVATION辺りが好きな人には是非オススメです(KINKS最高!万歳!)そしてついついCREPUSCULEものを周期的に買ってしまう僕はどうしようもないVINIL JUNKIESだと思います。ホントに。Anna dominoなんて何回買い直してんだ...でも彼女のアルバムはアルバム毎に全然違う質感があって、どれを聴いても新鮮な感じがします。Everything but the girlはずっと好きでしたが、家には最近のテクノ/ハウス寄りのものしかなかったので初期のを買い直しました。その他ヴィラロボス指揮ヴィラロボスとかシン・リジィのライブ、BLACK MARKETのデジタルリマスタリングとか買いましたが本日はこの辺で...サイナラ、サイナラ、サイ★ラマスタリング...苦笑
目撃
同じバス停の前に毎日いるのだが、ここではギョッとするような光景を度々見かける。たった今バス停の前には4〜50歳位のサンバイザーを付けたご婦人が地べたに座ってバスを待っている(綺麗な姿勢の体育座りで。顔隠して?)昨日は環状線の下のパーキングにずっと置かれたままの埃被ったキャデラックに、隣りに車を停めていた初老の男性がおしっこをかけていた。キャデラックの向こうは蔦の絡まる柵があって、その向こうに赤い郵便局の配達車が信号待ちで止まっていた。キャデラック、おしっこ、赤い車に重なる陽射しに光る蔦が一枚の油絵の様にキラキラして美しく配置されていた。乾燥している空気のせいかちょっとした事、普段ならどうでもいい光景がもの凄く鮮やかに目の中に飛び込んできてしまう。今、目の前を通り過ぎていった自転車に乗ったオヤジは一見家無き子風だったが何故かズボンの裾を膝まで捲り上げ、全力疾走だった?しかしこう見るとサンバイザーの人って結構いるのね。始めて見た時その姿に度肝を抜かれたが、慣れとは恐ろしいものである(いつかしてみたいとさえ思っている)サンバイザーはそもそも何故真っ黒いのか。バイクのヘルメットみたいにカラーリングが多彩であってもいい気がするのだが、もしかしてあれは「顔を隠して街を歩きたい」というサングラスの発想に近いのだろうか。しかし吉祥寺とか渋谷とか若者が小綺麗な格好をしている場所ではアレは見た事がない。サンバイザー。アンダーグラウンドな世界への扉...うっとり。
反省
ヤバい風邪ひきそうだ。喉が変。乾燥した空気にやられちまった。それとライブで技術がないのを声量で誤魔化そうとしたからだ。あぁダメだなぁ俺。歌い手として恥ずかしくないのか!それにしても昨日は声が出なかったなぁ。思うに部屋の反響ってのは歌う向きとか部屋の天井の高さとかによって随分違うんじゃなかろうか。声を出す角度とか壁に向かって斜めとか右側には何があってとか、特に生音でやってると些細な事でも関係してくるのでライブの後には自分の精神状態だけでなく、昨日の場所の事を思い返したりする方が次に繋がる気がするぜ!って何で俺は今強く言ったんだろう。これはもう風邪のせい、とう事にしていんじゃないか。うへー。話は戻るが最近ライブをやる所が本当に狭いカフェとかバーとかが多くてですね、たまに広い所でやると勝手が違うので、しかも場所によって完全生音かPA使うか決めてるのでなかなかこう上手くなれんのですよ。そんな事言ったら俺のギター使うのとふじやんのギター使うんでも全然違うんだけど(でも最近ちょっと弾ける様になってきたよ!)あと庄司さん宅にお邪魔してからかな。音をなるべく素のままにする、その音の芯の部分だけ残す。っていう事を常に意識する様になりました(やっぱりあのツルっツルのラジカセの音が忘れられないなぁ...)家にあった色々ベタベタに貼り付けたギターも、剥がしてみると実はちゃんとボディー鳴りしてるしねぇ。響きの世界ってのは奥が深いのですね。周りには達人の方々が大勢いらっしゃるのでホント勉強になります。反省...
今日一日の歌
今日は雨だったので昼で仕事が終わった。帰ってきてから風呂に湯を張るまでマドンナのlove don't live here anymoreのクリップを見てグッと来たので、風呂に入りながらかけるBGMはRAIN EPにした。まあ、雨だし。途中の無駄にフロアを意識したようなリミックスバージョンにウッとなりながらもRAINはいい曲だなーと思いながら軽くのぼせた。風呂から上がって更にマドンナクリップの続き。クリップを見るとマドンナって本当に可愛いと思う。でも流石にnothing really mattersのクリップにウッとなったので気分を変えて、久々にSONIC YOUTHのクリップ集を見た。少し前に安かったので買っておいてずっと見てなかったのだが、これまたどうして。はぁ素敵。ここ何年か離れてたんですけどね。ジムオルークが加入してから何か違うなと思ってずっと距離置いてたけど。見るともうダメ。ギターの洪水ノイズが美しすぎる。彼らを筆頭にアメリカのバンドってのはイギリスのバンドと比べて、どちらかといえば汚れてるとか雑、散漫な感じに捉えられがちなのですが(特に80'90'辺りのUSハードコア、グランジ辺りは)僕は「アメリカ」の生っぽいサウンドが昔から大好きです。もうゴテゴテのケーキに頭から突っ込んで警官が散弾銃ぶっ放したら太った女の子が奇声上げて逃げ惑う、みたいな展開がたまらん(苦笑)イギリスのバンドはどちらかといえば耽美だったり刹那だったり少年だったり兄貴だったりするのですがアメリカのバンドはどいつもこいつも皆「ろくでなし」な感じが好きです(あくまでも個人的な見解。イアンマッケイとかはもうちょっと知性を感じるけど)SONIC YOUTHはやんちゃだが意識的、でもどうせ馬鹿。みたいな感じが好き。クリップ集の約半分がGOOからの選曲でEXPERIMENTAL JET SET TRASH AND NO STARS,WASING MACHINE,1000leavesからの選曲が少ないのが残念だがlittle trouble girlやsundayのクリップがいいからまあいいか。キムゴードンも恐いけどやっぱり可愛い。むしろこの人が元祖コスプレですよ。だって2児の母なのにセーラー服だよ。FUGAZIのINSTRUMENTも素敵過ぎてヤバい(特に皆の変なダンスがヤバい)なかなかどうして、これだからアメリカンのバンドはやめられンのです。
冬の装い
道行く人を眺めるとマフラーをしてる人もいるが、まだまだ寒さは大した事はない。少し自転車をこげばじわっと汗が滲むのだから。とは言っても昼夜の寒暖の差は激しい。僕の部屋は直接日光が当たらない為に下手をすると外よりも寒い時がある。多分部屋の方が寒いから外にいてもまだ薄着でいられるのだと思ってみたりする(真冬の自分は誰よりも達磨の様に重ね着するのだが)冬の装いに僕は人の色気を感じる。真夏の肌を露出した様な格好よりもずっと、人々はどこか大人びて艶っぽい。顔も引き締まり、冷たい、哀しい、厳しい表情を作る。tightな表情。冬のマスクを被り、冷たい風の吹きすさぶ街の往来で人々は自分の殻に籠もる。携帯の画面やパソコンのディスプレイを眺める顔はどこか暖炉の炎を眺める様な内側の暖かさを求める表情をしている気がする。世の中幾ら便利になっても、ここで生きてる人々の顔は昔からそんなに変わっていないんじゃないかと思う今日この頃。


