未知ノワタレル 自己沈殿

cookin'の主に真ん中辺りで演奏いる人の日常をご紹介。 だらしなく生きてる訳じゃないけど、些細な出来事って音楽に繋がってる気がします。(ピアニカの人)

2006-06

あやとり

昨日風呂に入りながらストラーダの「TEXES UNDERGROUND」を聞いていた。20代の頃、死ぬ程憧れて狂った様に聞きまくり、ライブも行きまくった。そしてバンドをやるならこんなバンドをやりたいとずっと思い続けてきたバンドだった。それは今でも変わらない。少人数の生楽器だけの編成で、どれだけ豊かなサウンドが出せるか。しっかりしたメロディラインがあるのに、いわゆるメロディ/伴奏という簡単なものではなくて、バンドが皆であやとりをしている様なサウンドだ。耳に残る比較的馴染みやすいメロディ(と思ってるのは俺だけか?)なのに手繰っていくと、もの凄く複雑な模様の様だ。もうあまりに聴き過ぎているので中尾さんの複雑なフレーズも完全に覚えてしまっていて一緒に口笛を吹いてみるのだが(これが意外と大変!)、その後ろで鳴っている桜井さんのギターはやっぱり凄かった。こんなに歌心のあるギター、俺は弾けない!でも弾きたい!!アー。ウー。

ほーほー

ほーほーがやって来た。まんまるいふくろうさんだ。なんというかウチは昔からファンシーな奴らが知らぬ間に集まってくるのだった。こいつねー、いいよ。すげーユルい。前に彼女の家に行ったら大小様々なサイズのほーほーが10体程あって爆笑した。ってか集め過ぎだろ!そんで仕事の同僚でどこから見てもチンピラヤクザのみっちーにそれを言ったら「それほーほーだろ」だって(笑)お前そんななりして動物好きなんて笑わせんだよ!!でもほーほーは多分その愛くるしい見かけよりも意外に冷静な奴なんだぜ。何も言わないけど多分凄い哲学家とかなんだぜ。なんかそんな気にさせられるこの風体...

遠くに矢を放て!

電線の上のカラス宜しく「今」という時間とある程度の距離を保っていた。と同時にどの瞬間も見逃したくなかったのかもしれない。2006年6月に1993年のFUGAZIを聴いている。現実の世界に俺らは必ずしも整理された年表の様に横軸に沿っているのではなく、無秩序のままごった返しになってる縦の線を行ったり来たりしているのだ、と口の中でもごもごしながらTシャツ1枚で杉並の街をうろうろしていた。同僚のみっちーは昨日観たピストルズのビデオの中でシドが歌っていたあの歌は何だと俺に聴いた。Woo!C'mon Everybody!携帯にダウンロードするとか言っていたがお前はいったいいつの世を生きているのだ!と頭の中がモザイクしながらも自分がさっきまで大いびきをかいて寝ていたのを指摘され、少し恥ずかしくなって笑い飛ばしてしまった。プラタの葉にやられ、何度もくしゃみしながら俺は何度も環七を愛してやった。俺がこの仕事を続けるのはこんな理由かもしれない。チャドクの幼虫が俺達の指先でうすら笑いに震えていた。今日も大量の排気を吸い込んで呼吸をしている。遠くに矢を放て!

禁断症状

いかん。ないものねだりだと知ってて、しかしどうしても手がのびてしまう。これはもうどうしようもない。何か月かぶりに部屋でギターをアンプに繋いだ。久々に爆音で「マジカルアイ」を弾いた。そして大声で歌った。そしてその後4時間ギターを弾き続けた。アンプのスピーカーから空気に乗っかって音が部屋中を満たす。音は青かった。日暮れと共に青い粒立ちの音が俺の身体にまとわりつく(これは決して比喩ではない。シド・バレットのアコギは世界で一番エレクトリックだ)幾つかの謎めいたコードのおかげで俺の頭の中はすっかり混乱し、結局パズルか謎解きの様に曲を作ってしまうしかなくなる。そうするしか手はない。「解決」という幻想が俺を、そしてこの部屋をここまで太らせた。これはもう因縁なのだ。そしてギターという宿命は俺に早く止めろというが俺はといえば、たった今思い付いたようにギターをあっさり置き、TVをつけてチョコレートをほおばっていた。しかしどのチャンネルを回しても同じ奴らが映ってやがるぜ。畜生。くそったれ。

My life's in the bag

先日ずっと欲しくて堪らなかった本をやっと購入。BONNIE PINKのスタイルブックだ。昔はどちらかといえば苦手だったのだが、アルバム「Let go」を聴いてから印象が変わった。そして「Bonnie's kitchen #2」を聴いて完全に虜になった。いやぁカッコイイ姉ちゃんだよ。素敵。「マクダルパイナップル王子」も推薦部長みたいな事してたし「嫌われ松子の一生」にもソープ壌役で出てるらしいし、行くとこ行くとこで目が話せない。そしてこの本の中でも垣間見える彼女の素顔は、とてもすっきりしていて好感が持てた。う〜ライブが観てみたい!

嗚呼、時効警察

ああ、もう少しでDVD発売だ...つい先日買ったオフィシャル本はあっという間に読んじゃって少し冷めてた熱が一気に逆戻り。まずいなぁ。これじゃまた台詞の反芻に費やす日々がやってくるではないか。まあ周りにはさんざ言ってきて煙たがられた向きもありますがこのドラマはやはり、素晴らしいんですよ!それは多数の監督・脚本勢も然り、豪華なキャストも然りですが、あの時間枠のドラマだからこそ成し得た内容だったんだな〜とオフィシャル本を呼んで再認識したのであります(ってかこの本マジやべえよ。総武署の見とり図やセットを作ったデザインの人のインタビューまである!?)ちなみに僕は園子温の回の奴が一番お気に入りでした(4、6話)特に6話、十文字疾風とレイコの恋の行方にマジ男泣きでした(ホンっっっト観てない人スンマセン!)あとはKERAの回(8話)と最終話(9話)も良かった!「あの」怒濤の様な9週が過ぎ、僕は「あの」亡霊を探し歩く様にして三木監督やキャスト勢の作品をこの3ヶ月見続けました。それはボン・ジョビのライブツアーに通い過ぎクレジットのローンの返済の為、泣く泣くブランド品を下取りしてもらう中年のOLに少し似てやいないだろうか?...

バンド

人と何かを作るという作業は本当に難しいと最近頓に感じる。僕はこれまで沢山バンドをやってきた。そしてその度にバンドの黄昏を経験してきた。それは音楽的理由というのも然り、様々な理由で現実的に続けていくのが困難になるのだ。僕はその度に酷く落胆し、衰弱する。そうならない為にいろんな試行錯誤する。自分のあらゆる引きだしを開けて、このバンドにはどんなやり方が合ってるのか考える。だから本当にバンドを続けていくという事は、ずっとずっと綱渡りしていく様なものだ。よくバンドは生モノだという言い方をするけれど本当にそうだと思う。たとえ素敵な出会いをしたとしても、その時の、一瞬のタイミングが合ってなければ続けていくのは困難だ。やり続ける事が絶対だとは思わないけど、僕はまだまだバンドをやり続けたいと思う。

妄想ロック

最近ブッチャーズの「ファウスト」や「HAPPY END」が頭の中でずっと鳴りっ放しだ。4人になってからはあまり熱心に聴いていないけどやっぱり俺好きなんだなぁ。何年か前にまだリキッドルームが新宿にあった頃、明け方に観たブッチャーズの勇姿を忘れられない。あ〜帰ったらKOKORONO聴こっと。そういや今朝はイースタンの「青すぎる空」がかかった。今日の空が青すぎるからな。と思って空見たら、うわっどんより曇ってる...ファウルも今はやってないみたいだし、俺の頭の中は妄想ロックバンドでいっぱいだ。少年ナイフ観に行こうかな...

皆殺しの天使

ふじやんにルイスブニュエル「皆殺しの天使」を借りた。この人の映画はほぼ観た事無かった。「アンダルシアの犬」だけは学生の時に観た。見終えた感想は「なんだこりゃ」だった(苦笑)そして今回も「なんだこりゃ」だった(失笑)この人相当だね。映画監督って変人多いけどこの人狂人だと思う。途中で登場人物の夢だか幻想にとりつかれるシーンがあるんだけどかなりヤバイ!見終えた後、気分を変えたくてスモールフェイセスを爆音で聴きながらパンを焼いた。今日はcookin'の練習だ..

道草

人生は流しそうめんのようなものですよと、言いながら俺は塩ラーメンの最後のスープを啜った。この店の売りはとんこつベースの醤油なのにそっちはすこぶるマズい。その言葉に小さく反応しながら先輩は最後の餃子をたいらげた。小さなテーブルにはもう皿がぎっしりでポットの水をどこに置くか迷う。狭い店内を店員のおばちゃんが行ったり来たりしている。でも行くか判んねえよ、と先輩は一服しながら言った。先輩に仕事でいい話が来てるという。やり甲斐も給料も今の会社と比べて全然いいらしい。何を決めかねてるのかよく判らなかったが、でも何となく判る様な気もした。外に出て先輩と別れた。秋葉原の狭い空を見上げながら俺は少し道草をして帰った。

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プロフィール

Author:未知ノワタレル
cookin'では歌やギターを担当、otemotoではベース担当、未知ノワタレルという名では個人で音源を作ったり。そんな彼の日々の話です。(管理人ピアニカの人)

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